水抜きとは

 冬の間、別荘など長期間使用しない住宅で水抜きをしておかないと、とんでもない事になってしまうのをご存知でしたか?
 寒冷地ならではの冬の準備、「水抜き」についてご説明します。

水抜きとは

 冬場の水道管の凍結を防ぐために、水道管に溜まっている水を排水する作業です。

 水抜きをしないまま長期間水道を使用しないと、残っていた中の水が凍ってしまいます。水は凍ると膨張する性質なので、膨張した分の負荷がかかり、その結果耐えられず壊れてしまいます。

 壊れやすい部分としては蛇口などの水栓金具、給湯器などが多いですね。現在は蛇口も給湯器も、中の部品はプラスチック製なので、耐久性があまり強くないのです。

 蛇口に関しては「室内なのに?」と思うかもしれませんが、別荘など冬に家を閉め切ったままだと、冷えた空気が逃げず、家全体が保冷庫状態。そのため真っ先に壊れやすい部分です。中のプラスチックにヒビが入り、耐えきれず破裂して室内が水浸し。とんでもない額の水道代が請求され別荘はカビだらけ・・・なんてこともありました。

 室外の給湯器は、あらかじめ対策として凍結防止帯の設置、さらに凍結防止用のヒーターが内蔵してあり、ブレーカーが入っていれば凍ることは少ないですが、別荘は冬の間ブレーカーを入れっぱなしという訳にはいきませんよね。
 水抜きをしないままブレーカーをOFFにすればヒーターも作動せず、中の部品が壊れたり最悪の場合、給湯器そのものが壊れる事も。せっかく別荘に来たのにお湯が出ない、給湯器の買い替えで修理代の出費と、正に踏んだり蹴ったり(涙)

 こんな事態を防ぐためにも、しっかりと水抜きをして軽井沢の冬に備えましょう。

水抜き・通水時期

 当社はお客様に代わり、別荘の水抜き及び通水を行っています。軽井沢は11月後半には氷点下になる日も出てくるので、水抜きは11月上旬から開始して、中旬頃までには作業を完了しています。
 また通水に関しては、別荘に来られる時期がお客様によって違いますが、大体4月半ば頃から、ご連絡をいただき始めます。